検索キーワードから考えるサイト設計

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2006年01月31日 Japan.internet.com アイレップのSEMフロンティア掲載

あなたのサイトは、「ユーザーを検索エンジンから誘導する」という点を意識して設計されているだろうか。

Webサイトの構成やコンテンツ内容を決定するプロセスとして、事前に決定したWebサイトの方針をもとに、企業がユーザーに伝えたい内容(サービス・商品・会社概要など)を分類・整理した上でサイト構成図を作成するといった流れが一般的だろう。こういった従来の方法は、検索エンジンからユーザーを誘導してくる事を前提とした場合、必ずしも十分ではない場合がある。

例えば、あなたの会社が蟹(カニ)の通販ショップだと仮定しよう。

「オーバーチュア キーワードアドバイスツール」で「蟹」を含むキーワードを調べてみると、「わけあり蟹(8,306回)」「訳あり蟹(3,124回)」など、「見た目が悪くお買い得な蟹」という意味のワードが目立つ。また、「蟹 食べ方(1,490回)」「蟹 ゆで方(1,303回)」など、買った後の調理方法を調べるキーワードや、「蟹 種類(984回)」「蟹 図鑑(341回)」など、蟹の種類を調べるキーワードも少なくない。

一般的なサイト制作のプロセスでは、「調理方法」や「種類」を調べるキーワードに関するコンテンツは「蟹の販売とは無関係なコンテンツ」と判断されるかもしれない。また、「わけあり蟹」の取扱いがなければ、当然関連コンテンツは作成されないだろう。

しかし、上記のようにキーワードの検索回数が多いのであれば、受け皿となるコンテンツを用意し、しっかりと検索エンジンに最適化されたサイトを構築し、ユーザーを検索エンジンから誘導することを検討すべきであろう。場合によっては、取扱いのない「わけあり蟹」を商品ラインナップに加える必要も出てくるかもしれない。

「検索エンジンにヒットしないキーワードに関してはリスティング広告を出稿すればよいのでは」とお考えの方もいるかと思うが、少し考えてほしい。仮に媒体の審査を通過し、広告が掲載されたとしても、自分が欲しい情報が不十分だと感じたユーザーは、貴社のサイトに対しどのような印象を持ち、どのような行動をおこすか。ご想像の通り、がっかりしてそのまま帰ってしまうのではないだろうか。

では、どのような手順でサイトを構築したらよいだろうか?

一般的な順序とは逆になるが、サイトを作った上でキーワードを選定するのではなく、選定したキーワードをもとにサイト設計を行う手順とることで、ユーザーの求めている情報がしっかりと網羅することが可能となる。各ページのテーマも明確になることから、リスティング広告のランディングページに設定した場合も、訪問者が求めている情報が自然と含まれていることになる。

あなたのサイトには検索回数の多いキーワードの受けコンテンツは備わっているだろうか。一度確認してみる事をおすすめする。

(執筆:SEM インテグレーショングループ 千葉俊幸)

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