RSS の SEO 活用

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2006年05月09日 Japan.internet.com アイレップのSEMフロンティア

Web 技術の進化にともない、RSS フィードを配信している企業が増えてきている。プレスリリースの最新情報から、不動産の新着物件情報、転職サイトの求人情報、あるいは EC ショップの入荷情報まで、これらを自分の RSS リーダーに登録しているユーザも少なくないだろう。マイクロソフトの次期ブラウザ IE 7では、RSS リーダー機能の実装が予定されており、その利用者はますます増えていくことが予想される。

このように広がりを見せる RSS であるが、これを SEO に活用できることに気づいていない企業が多いように感じる。RSS を配信する際に、SEO を意識した設計にしておけば、RSS の利用者が増加するに連れて、自然と SEO の効果を積み重ねていくことができる。

SEOを意識した設計にしておく具体例を以下2つほどあげてみよう。

できるだけ多くの切り口の RSS を用意しておく

ユーザは自分にとって役立つ RSS フィードがあったとき、RSS リーダーに登録をする。「自分にとって役立つ」情報とは情報の範囲が広すぎても狭すぎても問題である。企業は、ユーザが情報を探す単位を意識し、複数の切り口の RSS を用意しておくことで、より厳密に「ユーザにとって役立つ」情報を提供することができる。例えば数十、数百の切り口から RSS を用意してそれをカテゴライズし、RSS ディレクトリなるものを設けている情報サイトも登場している。

では、このようにユーザが利用しやすい RSS 配信方法にしておくことが、どのように SEO に繋がるのか。まず、「はてな RSS」のような Web 公開型の RSS リーダーで購読された場合は、フィード1つ1つのリンクが外部リンクとして機能する。また、購読者が多い RSS フィードを表示するランキングページなどに掲載されれば、さらに口コミで情報が広がる。このように集客における好循環を生むことが可能となる。

コンテンツシンジケーションをしやすい環境を作っておく

あなたがインテリア情報サイトのサイト運営者だったとしよう。コンテンツを充実させようと考えたときに EC ショップが発信する最新の雑貨情報を自分の Web サイトに掲載し自動的に更新される機能があれば、魅力的に感じるのではないだろうか。また、企業側から見ても、インテリア情報サイトから動線を受けることで、ロングテールにおけるテール部分の誘導を確保でき、また方法によってはトピック関連性の高いサイトから外部リンクがもらえるため、SEO にとって有効な手段となる。このような動きを促進させるには、RSS をユーザの Web ページに載せる変換ツールを用意し、コンテンツのシンジケーション(提携・配信)をしやすい環境を作っておく等、企業側もひと工夫が必要である。

もちろん、RSS を利用してもらう前提として、配信している情報自体が「ユーザの役に立つ他にはないオリジナルコンテンツ」であることが根底にある。良いコンテンツを提供すれば、自ずと導線及び外部リンクを増やせることは昔から語られていることだが、RSS の登場により、その機会が増えたといえるのではないだろうか。RSS やコンテンツの共有が、今後の SEO や Web マーケティングにおいてキーポイントになることは間違いない。

(執筆:SEM インテグレーショングループ SEO チーム 斉藤佐知子)

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