ユーザーの専門知識を検索に活かすGoogle Co-op

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2006年05月11日 CNET Japan ブログ 渡辺隆広のサーチエンジン情報館掲載

「Google Press Day」が開催された5月10日、Googleは「Google Co-op」「Google Desktop 4」「Google Trends」「Google Notebook」と4つの新製品を発表しています。ざっと見てみましたのでGoogle Co-opについて所感を書きます(十分な時間触れていないので勘違いしている点があるかもしれません、もし間違いあれば後日訂正させて頂きます)。

Google Co-opについての詳細はCNET Japanの記事にまもなく掲載されると思いますのでここでは簡単に説明します。例えばGoogle Co-op Directoryの健康カテゴリに掲載されているNational Library of MedicineやCenters for Disease Control and Preventionなどを購読すると、彼らが作成したWebページへの注釈やリンク集のデータが検索時に利用可能になります。具体的には、薬剤や病気に関連するクエリで検索した時に、検索結果画面上部にリンクが表示されるようになるのです。

このように特定分野における専門知識を持ったユーザーの知恵を利用して検索体験をよくしましょうというサービスです。Google Co-op Directoryで公開されているようなデータは個人でも作成・公開できます(例えば私のプロフィール)。

ソーシャルブックマークサービスを検索に利用したようなイメージを持つかもしれません。しかしソーシャルブックマークは登録した対象となるページのトピックについて専門的であるか否かは考慮されない上、大衆受けするようなものが登録されやすい傾向にあること、記録されるコメント・タグが一般ユーザー故に役立つもの、ノイズが混じってしまう(フォークソノミーのコンセプトからいうと良い面ともいえるし悪い面ともいえますが)など、検索に活用する上では障害となる要素もあります。対してGoogle Co-opのシステムでは専門分野単位でコンテンツが提供されること、おそらく対象分野に詳しくない人間はコンテンツを公開しないことが予想されるので、他人の知識を自分の検索に活かすという観点では利便性が高い印象を受けます。もっともコンテンツを提供するには少々敷居が高いように見受けられます。

Google Co-op
http://www.google.com/coop

(執筆:株式会社アイレップ SEM総合研究所 渡辺隆広)

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