Google Co-opの面白さと可能性(1/2)

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2006年05月16日 CNET Japan ブログ 渡辺隆広のサーチエンジン情報館掲載

先週Googleから発表された新サービスの数々の中で、本ブログではGoogle Co-opを取り上げてみましたが、これについて読者の方(業界関係者)から「なぜGoogle Trendsじゃなくて、Google Co-opに注目したんでしょうか?」という質問を頂きました。興味・面白さでいえばGoogle Trendsだろう、と。実際、発表された当日はみんなGoogle Trendsの方に関心を向けていたと記憶しています。

これには理由があって、1つは検索技術とマーケティングの観点から直感的にGoogle Co-opの脅威・可能性を感じたからです。誰でも自由に専門的なコンテンツを公開できるのであれば、当然、悪用しようと企む業者も出てくるでしょう。例えば、何を検索しても出会い系やそちら方面のリンクや情報が現れるコンテンツ、あるいはスパイウェアやウイルスに感染するようなものばかり集めた怪しいコンテンツを公開するなんてすぐ出てきそうですね。

上記は極端な例ですが、少なくとも情報を大量保有しているWebサイトであれば、関連クエリですべて自社サイトへ誘導する情報を表示させてみようという取り組みはするでしょう。CNET Japanであれば、検索クエリにあったニュースが常に表示されるような仕組みを作ることが可能です。

また、米国には分野を特化した垂直検索は数多くありますが、「Google Co-opの技術をベースに垂直検索を作ることができる」(Marissa Mayer氏)と説明するように、Googleの検索窓から直接、専門性の高い情報へのアクセス手段が構築可能になること、Googleの検索シェアが高いことを踏まえると、特定の垂直検索にインデックスさせるよりもGoogleのインフラを利用した方が集客に結びつくと考える企業は少なくないでしょう。

さらに、特別何かに関心があるユーザでなくとも、例えばDiggのコンテンツを購読すると検索クエリに関連するニュースが常に表示されますので、何か別の物事・別の目的で検索しながらソーシャルブックマークの面白いコンテンツも探せるといった利用方法もあります。

Google Co-opで公開するためのデータを容易に作成できる手段、Google Co-opの有益性を認知させてユーザーに購読してもらう方法を整えていけば面白い存在になるのではないかと思います。

長くなってしまいましたので2つ目の理由は別エントリーにします。

(執筆:株式会社アイレップ SEM総合研究所 渡辺隆広)

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