サッカーワールドカップ SEO 戦線

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2006年06月27日 Japan.internet.com アイレップのSEMフロンティア

サッカーワールドカップがドイツで開幕し、世界中がサッカーの話題で盛り上がっているが、それと同時に、サッカーシューズやサッカーユニフォームなどのスポーツ用品の販売も盛り上がりを見せている。当然インターネット上からの注文も大幅な増加が見込めるため、ワールドカップに備えて検索エンジン対策を行なったEコマースサイトも少なくないようだ。

まずは、検索回数の上昇率を見てみよう。

このように、予想通り大幅な上昇率を見せているが、これらのキーワードをしっかりおさえて、SEO 対策を行なっているオンラインサッカーショップが数社ある。

このデータだけを見ると、A社が優勢かと思われるが、ワールドカップ出場32か国の国名と「ユニフォーム」の掛け合わせのデータ(例 「イングランド代表 ユニフォーム」など)を見ると面白いことが分かる。

◆A社の Google1ページ目(10位以内)表示数  1キーワード/32キーワード中 ◆B社の Google1ページ目(10位以内)表示数  32キーワード/32キーワード中

「日本代表 ユニフォーム」の上昇率には劣るが、各国の上昇率も「イングランド代表 ユニフォーム」約184%、「イタリア代表 ユニフォーム」約412%、「ドイツ代表 ユニフォーム」約337%と、どれも高い数値になっているため、B社はこのワールドカップ期間中に、検索を通して多くの見込みユーザと接触機会を持つことになる。また、細かいキーワードで検索するユーザほど、購入したい商品イメージを具体的に持っており、売上げに繋がる可能性も高いと言える。

試しに日本・海外のクラブチーム名と「ユニフォーム」の掛け合わせについても調査をしてみたが、同様の結果となった。

◆A社の Google1ページ目(10位以内)表示数  13キーワード/40キーワード中 ◆B社の Google1ページ目(10位以内)表示数  40キーワード/40キーワード中

このようにB社はサッカーに関する様々なキーワードで検索上位に表示されるように、Web サイト全体を検索エンジンに最適化させることに成功している。検索キーワードとテーマ性が一致するページが存在さえすれば、ほとんどのキーワードで上位に表示される仕組みが出来ているので、「中村俊輔 スパイク」といった旬なキーワードでも1ページ目に表示することが可能な状態になっている。

このような情報の見つけやすさは「ファインダビリティ」と呼ばれる。単純に外部からのリンクを増やすといった「リンク獲得」ではなくB社のように SEO が Web 全体に浸透した“SEO プラットフォーム”を確立させることで、検索における「ファインダビリティ」を向上させることができる。サイトの規模が大きくなるほど、特定の限定キーワードのみ対策する SEO よりも、“SEO プラットフォーム”を作っていくことが重要になるのではないだろうか。

(執筆:株式会社アイレップ SEM インテグレーショングループ SEO ディレクター 斉藤佐知子)

※検索数のデータは、Overture キーワードアドバイスツールのデータを利用 ※検索順位のデータは2006年6月現在のデータを利用

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