Diggスパムを商売に

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2006年10月03日 CNET Japan ブログ 渡辺隆広のサーチエンジン情報館

先日、japan.internet.com 向けに書いた記事(参照:「ソーシャルサービスと SEO」 - SMOのありかたを考える)の中で、ソーシャルブックマークを利用したスパムについて言及しました。こうしたSEOのスパム手法でも先進国(?)といえる米国では、これを堂々と商売としている人もいるようです。

それが「User/Submitter (http://www.usersubmitter.com/)」というサイト。米国の参加型ニュースサイト「Digg」のトップページに載せますよというのですが、仕組みは次の通り。

Diggを通じて記事を広めたい広告主は、URLと希望Digg数を指定して規定の料金をUser/Submitterに支払います。するとUser/Submitterは、自身が構成する”協力者のネットワーク”を利用して、該当URLをDiggするよう依頼するわけです。5つの記事をDiggする度に50セント支払われるので、小遣い稼ぎをしたいユーザーはこぞってDiggすることに協力してくれます。こうして、広告主は希望したURLを無事、Diggトップページに掲載して、多くのトラフィックを獲得し、また自然リンクを得ることでSEOにもつなげるわけです。

不特定多数のユーザ参加型ニュースサイトに、金銭の授与によって組織化されたユーザを潜り込ませ、”投票の売買”を可能にしているわけで、(Diggにとっては当然迷惑な話ではありますが)ユーザの参加によって成立しているサービスが故に、この手のスパムに対抗するのは容易なことではないでしょう。ただ、こうしたスパムに対抗することによって結果的にサービスの品質を上げることにつながる場合もある(例えばGoogleの検索精度)ので、良い解決策を見いだしてもらいたいものです。

(執筆:株式会社アイレップ SEM総合研究所 渡辺隆広)

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