もう使えない!?SEO知識 2007~リンク編

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2007年09月11日 αSEOオリジナル記事

これまでは通用したけれども、今は通用していない、「もう使えない知識」を株式会社アイレップ SEM総合研究所 所長の渡辺隆広が全3回に渡って語ります!今回は検索の評価の中でも大きなウエイトを占める「リンク」についての知識。みなさんのそのSEOの知識は古くないですか?

【古いSEO知識】リンク売買を取り締まっているのは、米国だけ。

リンク売買というのは、検索エンジンから評価を得られるリンクを、金銭でやり取りすることをいいます。具体的にはメディアが販売するテキストリンク広告や、中小企業や個人でお小遣い稼ぎにやっているテキストリンク枠であったりします。米国では、2003年頃から利用者が増えています。これは検索エンジン側からすると、リンクスパム(リンクの汚染)に繋がるので、取り締まりは厳しくなっています。

Googleでは積極的に取り締まりをしていて、金銭でやり取りされた有料リンクの評価をゼロにする、つまりリンクが張られていてもそこのリンクの評価をゼロにすることで、リンクを購入しても意味がないようにしています。有料リンクというのは資本体力のある企業では簡単にできるのですが、それを過度に行なっている企業がインデックスから外されたケースもあるとGoogleのMatt Cutss氏が述べています。

日本では具体的な例はないのですが、米国のそういった取り締まり状況を踏まえると、日本でも間もなくリンク売買についての厳しい対応がなされると推測できます。日本のGoogle ウェブマスターツールにも有料リンクの通報フォームが設けられています。リンクSEO目的だけのリンクの購入は避け、トラフィック誘導やブランディングなどの広告としての機能を有しているリンクの購入をオススメします。

Googleの有料リンク報告フォーム
■日本のGoogleにおいても、有料リンクの通報フォームが設けられている。

【古いSEO知識】バックリンクは「link:演算子」で調べる。

これには注意事項があり、Google は「link:」で検索しても、そのサイトが持っている被リンクのうちいくつかをサンプリング表示しているだけです。特にSEO目的でlink:を分析する場合は、Googleを参考にしないほうがいいようです。表示される順番も、被リンクとして重要だからというわけではなく、ランダムに表示されるだけなのです。

Google はリンクが張られているページだけを表示しているのであって、評価をしているリンクを表示しているのではありません。つまり、有料リンクでGoogleが個別に評価をゼロにしているリンクであってもバックリンクに表示されることがあるので、注意しなければなりません。

Yahoo!の場合、Googleよりも数多く表示しますが、同様に全てを表示してくれる訳ではありません。ただしYahoo!の場合は、表示するlink:の検索順位はある程度重要性を考慮したものとなっています。上位に表示されているものほど、リンクの評価は高いという判断ができそうです。ただし、Googleと同じようにlink:に表示されるからといって、評価されていることにはならないので注意が必要です。

MSNについては、サーバ負担を理由に現在ではlink:は中止されています。

もしリンクの情報を正確に取得したいのであれば、Googleであれば「Google Webmaster Central」の中で提供されているツールを用いてリンクを見るほうがまだ正確といえます。Yahoo!の場合は、米国版ですが「Yahoo! Site Explorer」を見たほうが良さそうです。

Google Webmaster Central 外部リンク
■Google Webmaster Centralの外部リンク画面。link:よりも細かい情報を取得できる。

【古いSEO知識】Page Rankが低くなるので、自分のサイトから外部のサイトへリンクを張らないほうがいい。

SEOの目的はPage Rankを上げることではなく、ページとキーワードの関連性を上げることなのです。そもそも、Page Rankを上げることを目的と考えること自体、間違いであるといえます。

また、Page Rankの算出方法については97年の最初の論文に書かれていますが、現在のGoogleは、「外部からどれだけのリンクが張られているか」だけではなく、「自分のサイトからどのサイトにリンクを張っているか」ということも評価指標としています。

理論上外部サイトにリンクを張るとPage Rankのスコアが減るとされますが、それによって検索結果の順位が下がるということにはなりません。なぜならばGoogleは100以上のアルゴリズムを組み合わせており、Page Rankが下がったからといって、順位が下がるということではないのです。

自分のサイトが「どこから」リンクを張られているかではなく、「どこに」リンクを張っているかも評価するので、仮に外部へリンクを張っていても、そのリンク先が適切であれば評価を下げることはありません。自分のサイトのコンテンツ価値を高めるために、どのサイトへリンクを張るのがよいか、といった基本的な点について考えて頂きたいものです。

次回「URL・サーバ編」は9月14日頃UP予定です。お楽しみに!

株式会社アイレップ SEM総合研究所所長渡辺隆広
ライター=株式会社アイレップ 千葉哲

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