SEO担当者が知っておくべき GoogleとYahoo!の6つの違い(前編)

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2007年10月19日 αSEOオリジナル記事

検索エンジン相関図でもわかるとおり、日本の検索エンジンは、現在のところGoogle vs Yahoo!の2大勢力となっています。そのような状況下、SEOに関わっている人であれば、GoogleとYahoo!の違いを理解しておくことは、必須と言えるでしょう。全2回に渡り、SEO施策を考える上で役立つGoogleとYahoo!の違いを6つのポイントからSEM総合研究所所長の渡辺隆広が語ります。
渡辺隆広プロフィール

Google Yahoo!の違い(1)「検索の仕組み」

Googleの場合、100%プログラムによる「アルゴリズム」による処理がなされるのに対し、Yahoo!では「ディレクトリ」という資産があるため、ロボット型検索に上手く人の判断を加味した情報を利用しています。

例えばYahoo!の自然検索結果のタイトル・説明文にYahoo!のディレクトリの登録文言が使われます。また、Yahoo!カテゴリの登録データベースを参照して、自然検索結果のスコアリングに影響を与えています。

Googleは完全にプログラムで解決しようとしますが、Yahoo!は人の知恵や考え、情報を利用して解決するというように、設計思想が大きく異なります。

また、Googleは米国の本社で検索のプログラム、アルゴリズムを作っていますが、Yahoo!はコアな部分は米国で作り、日本語の処理の部分は「Yahoo!JAPAN」が行っています。そのため、日本語処理の面ではYahoo!のほうが優れています。 しかし、基本的な仕組みについては大差がないように思われます。

Google Yahoo!の違い(2)「スパムフィルター」

GoogleとYahoo!双方のスパムフィルターを比べた場合、Googleのほうが厳しいと言えるでしょう。世界的にみてもGoogleのシェアが高く、多くの人がGoogleの検索エンジン対策を行なっています。そのため、必然的にGoogleのランキングを上げるためのスパムのレベルが高くなります。Googleとしてもその対応をせざるを得なくなり、結果的にスパムフィルターが厳しくなっているというわけです。特にリンクのスパムに対する技術は優れており、無差別の相互リンクのサイトや重複コンテンツをしっかり弾くことからもそれが分かります。

Google Yahoo!の違い(3)「キーワード認識」

つい先日、福田首相の公式サイト内の、首相を装ったメール(なりすましメール)に対する注意喚起文における誤植が話題になっていましたが、Googleで「なりますし」と入力すると、文字列「な/り/ま/す/し」として処理するため、完全一致ページを優先して検索結果に表示します。

Googleで「なりますし」と検索
■Googleで「なりますし」と検索(2007/10/12現在)

一方、Yahoo!でも同様に入力した場合、形態素解析「なり/ます」「し」として処理しますが、実際は述語の「なります」で、「し」については文字列で捉えます。

Yahoo!で「なりますし」と検索
■Yahoo!で「なりますし」と検索(2007/10/12現在)

このように「なりますし」ひとつとっても、キーワードの認識の仕方が異なることがわかります。

Googleの場合、キーワードはあくまで「文字列」として評価します。対するYahoo!では、名詞・動詞・形容詞といった品詞や地域などのキーワードの「属性」を考えているようです。そのため、「アルバイト 冬休み」と「冬休み アルバイト」の語順のみ異なる検索キーワードも、検索結果が微妙に変化します(2007年10月現在)。日本語の処理の部分は「Yahoo!JAPAN」が行っているため、品詞やキーワードの属性についてはYahoo!が優れていると言えるでしょう。

株式会社アイレップ SEM総合研究所所長渡辺隆広
ライター=株式会社アイレップ 千葉哲

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