2007年Google変化のまとめと、2008年のSEO対策

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2007年12月20日 αSEOオリジナル記事

2007年もSEO業界は様々な変化が起きました。今回のコラムでは、その中でも特にGoogleの動きに注目し、2008年はどのようなSEO対策をとっていったらよいか、展望を語ります。

1.ユニバーサル検索

世界的に見ての大きな変化と言えば、米Googleにおけるユニバーサル検索の導入が挙げられるでしょう。これまでは、検索窓にキーワードを入れて検索をすると、そのキーワードに関連する「Web(HTML)ページ」が一覧となって検索結果に表示されていました。しかし、「Harry Potter」と検索したユーザは映画ハリーポッターの上映情報が知りたいかもしれませんし、「snoopy」と検索をした場合は、スヌーピーの画像を見たい人が大半かもしれません。また、「Beatles」と調べるユーザは、ビートルズのミュージックビデオを見たいのかもしれません。このように、ユーザが求める検索結果は、必ずしもWeb(HTML)ページだけではありません。このニーズに答えたのがGoogleユニバーサル検索です。ユニバーサル検索は、画像・動画などファイル形式を問わず、探している話題のあらゆる情報を一画面に表示させます(図.1)。米Googleでは、今年5月すでに実装されており、日本においても11月30日モバイル検索において、ユニバーサル検索が採用されました。

図.2 ユニバーサル検索
■米Google ユニバーサル検索。画像・動画などファイル形式を問わずに一画面に様々なフォーマットの検索結果を表示。

2.有料リンクに対するペナルティ

有料リンクに対するペナルティ発動も10月以降大きな話題となりました。検索エンジンがWebサイトを評価する1つの指標である「リンク評価」を高めるために、リンクの売買は日本でも近年多く行われていましたが、これに対しようやくGoogleが本格的な対策に乗り出しました。具体的には、SEO目的の直リンク型の広告枠を販売していたメディアサイトのページランクを下げるという措置をしています。最近では、ブログに直リンク付きの記事を投稿してもらうことで報酬を支払う「Pay Per Post広告」に対してもGoogleはNOという見解を表明しています。

3.リアルタイムインデックス

Googleでは今年の4月頃から「リアルタイムインデックス」を導入しています。これにより、ネットに公開されて5分ほど経った記事であっても、すぐに検索できるようになりました(図.2)。TVニュースの速報をリアルタイムで検索しても、素早く情報を得ることが可能なのです。検索が生活に密着してきたなかで、そのニーズに応えるように検索エンジンを進化させているといえます。

図.2 リアルタイムインデックス
■Googleリアルタイムインデックス。アイレップでもプレスリリース配信後まもなくWeb検索にヒットするようになっている。

4.Googleモバイル 新デザイン

モバイル検索における大きな変化としては、Googleモバイルの新デザインが挙げられます。 Googleモバイルの新デザインでは、前述のとおりユニバーサル検索が実装されています。特にエリア情報が設定されたユーザに対しては、エリア情報と結びついた検索結果が表示されることが大きな特徴と言えるでしょう。また、Yahoo!ケータイでも、キーワードに対して様々なカテゴリから結果を一覧できるようにする機能「oneSearch」を実装しています。

5.パーソナライズド検索の標準化

Googleは、Googleアカウント新規サインアップユーザーに対して、パーソナライズド検索の機能を標準で有効にするという対応を取りました。パーソナライズド検索は、検索履歴をもとにユーザにより異なる検索結果を表示させます。つまり、同じキーワードで検索をしても、Aさんが検索をした場合に1位に表示されるXというサイトが、Bさんが検索した場合には4位に表示される現象が起きるということです。Googleは、このパーソナライズド検索を、新規Googleアカウント申込者にデフォルトで有効にするようにしました。

* * *

これ以外にも、2007年 Googleは検索技術において様々な変化をもたらしましたが、これまでの「誰が検索をしても同じ検索結果」「SEOの対象はHTMLファイルのテキスト」「Webページが検索にヒットするまでは数日かかる」というSEOの常識が変化しつつあるのがおわかりになるかと思います。Googleは、「ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致するものを返す」ために、様々な技術進化を遂げているということを考えれば、しかるべき流れと言えるかもしれません。

2008年は、ますます有料リンクをはじめとした小手先のSEOは通用しなくなる年となることでしょう。企業は、小手先でどうするかといった「行為」ではなく、Webサイトを「検索されやすい状態」にしておくための施策を考えていくべきです。すなわち、良いコンテンツを提供し、いかに支持(=自然リンク)を集めるというスタンスに立ち返って、SEO戦略を再考していかなければなりません。

株式会社アイレップ SEM総合研究所所長渡辺隆広
ライター=株式会社アイレップ 千葉哲

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