Eコマースの「レコメンド機能」が SEO にも役立つ理由

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2008年04月25日  Japan.internet.com アイレップのSEMスタンダード

SEO を行う上で、外部リンクを集中的に強化するサイトが数多く存在しているが、内部リンクもまた重要な役割を担う。今回は、SEO における内部リンクの役割とそのポイントを解説し、例としてEコマースサイトにて多く利用されるようになったレコメンド機能の活用方法を説明する。

まず、SEO において内部リンクはどのような役割を担っているのだろうか。内部リンクを適切に設置することで得られる効果としては、大きく分けて次の2点が挙げられる。

1.検索エンジンがサイト内を巡回しやすくなる

検索エンジンはリンクを辿ってページを巡回していく。その為、検索エンジンに、サイト内の全てのページをもれなく巡回・認識してもらう為には、全てのページへのリンクが設置されていることが重要になる。

つまり、サイト内の主要なページへのリンクとしてグローバルナビゲーションやサイトマップは必ず設置しておきたい。また、サイト内の詳細な下層ページへのリンクとしてローカルナビゲーションやパンくずリストが設置されていると理想的である。

2.検索エンジンがテーマ性を認識しやすくなる

また検索エンジンは、設置されたリンクに記述されている文言である、アンカーテキストとそのリンク先ページの内容とを関連付ける。その為、あるページへリンクを設置する際には、そのページの内容を適切に示した文言でリンクを設置することが重要だ。

例えば、Eコマースサイトで商品詳細ページへのリンクとして「詳細はこちら」というリンクをよく見かける。しかし、これでは検索エンジンは、リンク先ページが「詳細はこちら」について書かれているページであることが認識できても、それが健康食品の商品ページなのか、家電製品の商品ページなのかは認識できない。その為、この場合は詳細商品名にリンクを設置する必要があるというわけだ。

そして、このようにリンク先ページの内容を的確に示したリンクを辿ることで、検索エンジンはそれぞれのページのテーマ性を認識しやすくなるのだ。

ここまで、SEO における内部リンクの基本的なポイントを押さえたところで、Eコマースサイトによくあるレコメンド機能を内部リンクの改善ポイントとして紹介したい。

レコメンド機能とは、過去の購入履歴をもとにユーザーの興味や関心を一定のルールで分類し、同じ商品に関心を持つユーザーに対してお奨め商品として提示する機能を指す。

Amazonの「この商品を買った人はこんな商品も買っています」として表示されている関連商品がそれに該当する。このレコメンド機能が優れている点としては、ユーザーの購入モチベーションを軸としている点である。

例えば Amazonで「新生活」と商品検索してみる。すると「新生活」というキーワードが含まれた商品が一覧表示される。ただしこれは、あくまで「新生活」というキーワードが含まれている商品で、「新生活」の為に必要であろう商品が表示されているわけではない。

一方「新生活」に必要な商品、例えば収納家具などを調べてみる。そして、そのページの「この商品を買った人はこんな商品も買っています。」に表示されている商品をみてみると、掛け時計やラック・ゴミ箱など「新生活」の為に必要であろう商品が表示される。

このようにレコメンド機能は、キーワードを軸にした関連リンクではなく、ユーザーのモチベーションを軸とした関連性の高いリンクを表示し、検索エンジンに対して Web サイト内の様々なカテゴリに存在している商品を横ざしにしたテーマ性の強調が可能になる。つまり、あらかじめ想定しきれないユーザーの様々な検索キーワードにも対応することができるようになるのだ。

さらに、ユーザーに対しても購入モチベーションの高いリンクをいち早く表示することが可能であるため、コンバージョンの向上にも繋げられる。

以上のことから、より多くの商品をユーザーに購入してもらうことが、SEO を行う目的であると想定されるEコマースサイトにおいて、レコメンド機能は非常に効果的であると考えられる。

あなたのサイトにおいて、効果を最大限に発揮できる内部リンクの施策とは何なのか、またその施策を行うことができているだろうか。あなたのサイトの内部リンク施策を見直してみてはどうだろうか。

(執筆:株式会社アイレップ インターネットマーケティング事業部
SEOグループ SEOチーム ディレクター 久保麻登香)

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