アンカーテキスト最適化 ベストプラクティスの歴史(2000~2016)

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2016年07月26日 

リンクのアンカーテキスト(リンクテキスト)は自然検索順位に影響する要素の1つですが、ネットで情報を調べると順位を上げたいキーワードをどのくらい含ませるべきかという割合、最適値についての記述はまちまちです。この記事では過去の歴史を振り返りつつ、結局、2016年現在はどうなっているのか解説します。

一般的にSEOの技術的な、細部の最適化施策にまつわる情報というのは陳腐化も早く、1年前に公開された記事が役に立たないことは少なくありません。変化があった場合、それを著者が適切にアップデートして、常に最新情報を維持してくれていればいいのですが、そういった細やかな配慮をしているWebサイトは少数派だと思います。ネット上にはさまざまな新旧のSEO情報が残されたままです。私は短期的に価値が失われそうなテクニカルな話題は極力扱わないという方針にしつつ、公開中のすべての古い情報をアップデートできているわけではありません。

ある程度SEOの知識を有する人であれば、見つけた情報の現時点の有効性を判断できるかもしれませんが、それができないSEOの初心者がネットで集めたSEO情報で勉強を進めるのは危険がつきまといます。

そんなわけで、私の頭のなかの情報整理もかねて、「あれって、いまどうなったんだっけ?」といった小ネタをいくつか取り上げていきたいと思います。今回は「アンカーテキストの一致率」について取り上げます。私が記憶している限りの歴史についても触れておきますので、俯瞰的に理解されたい方の参考になれば幸いです。

アンカーテキスト最適化とSEOの話

たとえば、Webサイトwww.example.comをキーワード「クレジットカード」で検索順位を上げたい場合、アンカーテキストにそのキーワードを記述して目標のwww.example.comに向けてリンクを張ります。

<a href="http://www.example.com">クレジットカード</a>

特に上記のように完全一致のキーワードをリンクテキストとした外部からのリンクを集めることで、同キーワードの自然検索順位の改善につなげることができます。

ところで、仮に外部から500本のリンクをwww.example.comに向けて張る場合、アンカーテキスト「クレジットカード」を含むリンクは何本程度にすればいいのでしょうか。これがアンカーテキスト一致率の話です。

※たとえば500本のリンクすべてのアンカーテキストを「クレジットカード」とした場合は、一致率 100%、250本にした場合は50%となります。「クレジットカード●▲」といった別の文字列を含むものはカウントしません。

業界の推奨値、実はこんなに変化している

以下のスライドは、過去の「アンカーテキスト一致率のベストプラクティス」の値の変化をざっくりと表したグラフです。SEOまわりで最も変化の激しい技術的話題の1つだと思います。2000年代においてアンカーテキスト周りは特に自然検索順位に直接影響を与える要素だったこともあり、ギリギリを攻めていく人が多かった要素でもあります。そのため、推奨値も年々変化してきたのです。トピックは2003年のフロリダアップデートと、2009年前後のブランド認識議論、そして2014年前後のペンギンアップデートあたりでしょうか。

最近はアンカーテキスト一致率云々はほとんど話題に上がらなくなりましたが、操作しようとするその意識自体が危険なレベルに達したというか、自然に任せつつ少しばかりの配慮によりおおよそ要件を満たせるようになってきたからといえます。

※画像Clickで拡大
アンカーテキスト一致率 適正値の変化の歴史

※2000年代前半に公開されていたSEO関連のドキュメント、SMX、SESなどの主要カンファレンスでのおおよその見解、意見、また欧米のSEO独立系エージェンシーのディレクターたちとの情報交換をもとにしたおおよその見解を表す。

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