サイト内リンクの張り方~ "アンカーテキスト"に注目しよう

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2004年12月31日 CPIで人気サイトを作ろう!
人気サイトの第一歩!「アクセスアップの秘訣!」

「アクセスアップの秘訣!」第9回目の今回は、リンクの張り方をアンカーテキストに注目して見ていきましょう。本題に入る前に、検索エンジン開発側の考え方を理解してもらうために、「リンクレピュテーション(Link Reputation)」という概念について説明をします。

リンクレピュテーションは、周りの評判を考慮する

私たちはある人物や会社について評価を行いたい場合、その対象のことをよく知っている人の評判を参考にすることがしばしばあります。たとえば「○○○さんってどんな人なの?」と周りの人に聞けば「外国語が堪能」「お城マニア」「スヌーピー好き」など、その人のことを表す人物像や噂、評判を聞くことができるでしょう。同じ人物について何人かに評判を聞いてそれらを総合すると、相手がどんな人なのかが想像できます。

特に、複数の人が「スヌーピーのアイテムをたくさん持っている」「暇さえあればスヌーピーの本を読んでいる」「スヌーピーのスープ皿を20枚集めた」と聴けば、その人の人物像と「スヌーピー」という単語が強く印象付けられるでしょう。ある人物がどんな人なのかを考えるのに、その人にかかわる複数の第三者の声を参考にすると、より客観的な人物像をとらえられますね。

評判というものは判断する際に参考になる情報です。これと同じ仕組みを検索エンジンのページ評価にも使ってみようと考えられたのが、リンクレピュテーションと呼ばれるものです。レピュテーション(Reputation)は、評価や評判を意味する英語です。

リンクレピュテーションとは、アンカータグ内の文字列(アンカーテキスト)と、そのリンク先ページとを関連付けて評価することです。例えば、ページAからページBに向かってリンクを張り、そのアンカータグに「クッキーの作り方」と記載した場合、検索エンジンは「クッキーの作り方」という言葉とページBを関連付けます。通常、アンカータグを使って他のページにリンクを張るときは、そのタグ内に記述する文字はリンク先ページの内容を端的に表した言葉になるからです。

ページAの運営者は、ページBのことを「クッキーの作り方」として紹介リンクを設置しています。このとき、ページAはページB全体の内容を一言で「ケーキの作り方」とまとめている関係になります。従って検索エンジンはこの関係を「ページBについて、ページAは”クッキーの作り方”という評判を立てた」と解釈をしているわけです。

一般にリンクというのは訪問者にクリックしてもらうために設置するのですから、ウェブマスターは訪問者がリンク先にどんな情報があるかがわかるようなアンカーテキストを記述するものです。この私たちのリンクを張る際のルールや行動特性をアルゴリズムで応用しているのです。

アンカーテキストを活用しよう

以上の話から、皆さんが検索エンジンに最適化されたウェブサイトを構築する上で、アンカーテキストの文字列の入れ方についてよく考えることが大切になってきます。例えばGoogleで「18歳未満」と検索した時にYahoo!JAPANやGoogle、Yahoo!きっずやMSN Japanが上位に表示されるのは、アダルトや出会い系サイトが18歳未満のリンク先としてこれらのサイトを設定しているからです。現在の検索エンジンはページ内要因よりもページ外要因に比重を置く、つまりリンク要素がランキングに大きな影響を与えるのですが、とりわけアンカーテキストの文字列は比較的影響が高い要素です。ここで、ポイントを例を挙げながら説明していきましょう。例えば、ソフトのダウンロードを促す際に

○○○○(アプリケーション名)をダウンロードする方は
<a href="***.html">ここをクリック

”ここ”がアンカーテキストになっているケースはよくあります。Googleで「ここ」と検索すると、Adobe ReaderやWindows Media、アップルQuick Timeなどのダウンロードページが上位に表示されていることからもわかります。検索エンジンが「ここ」という文字列とこれらダウンロードページを関連付けているわけですが、そもそも「ここ」などという検索ワードで検索するユーザーはいませんから意味がありません。そこで、

<a href="***.html">○○○○(アプリケーション名)をダウンロードする</a>

とすれば、○○○○とダウンロードページが関連付けられますから、○○○というソフトを探しているユーザーが○○○○と検索した際に、適切なウェブページを提示してあげることが可能になります。

<a href="***.html">○○○○(商品名)の詳細を見る</a>

とすれば、検索エンジンにリンク先ページが何のキーワードと関連付けられるかを適切に伝達することが可能になり、その商品名で検索した際に上位に表示されるチャンスが高くなるというわけです。

ところで、ちょっとSEOをかじった人は「商品名で完全一致させるために、『<a href="***.html">○○○○</a>(商品名)の詳細を見る』とアンカーテキストは商品名だけにすればよいのでは?」という疑問を持つかも知れませんが、そこはどういった形式でリンクを提示することが訪問者にとって使いやすい(クリックしやすい)かというユーザビリティの問題になります。SEOはあくまで集客や認知度向上など検索エンジンを活用したマーケティングという手段であって、目的ではありません。どんなに多くの検索キーワードで上位に表示して集客できてもサイトの使い勝手を損ねて成果に結びつかないのであれば本末転倒です。使いやすさ、成果を生み出しやすいサイトの要件を抑えた上で、SEOの実施をすることが重要です。

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