中国検索エンジン相関図 2008年12月版

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2008年12月10日 アイレップSEM総合研究所調査

2003年からGDP二ケタ成長を遂げてきた中国も、2008年は9.8%見込みと、陰りが見えはじめました。材料出尽くし感が強まっていた北京五輪後、世界を激震させた金融危機が遂に中国でも各所で顕在化し始めているようです。

しかし、その一方で、まだまだ元気な業界も存在します。世界最多となる約2.53億人のネット人口を後ろ盾に、検索、EC、動画、オンラインゲームなど各カテゴリーで世界規模の企業を次々と輩出する中国ネット業界です。

なかでも中国検索エンジンの市場規模は、08年Q3時点で約14.29億元(約214億円)、前年比70.5%増を記録したうえ、まだ天井が見えないほどマーケットは急速に拡大しています。

個別では「百度(Baidu)」がQ3決算で前年比91%の増収、市場規模に対する売上シェアでダントツの65.1%を占めたほか、「谷歌(Google)」も人員増強とローカライズ戦略などで同シェア26.6%を堅持するなど、この二大勢力で市場規模の売上高91.7%を占めています。

このほか、昨今業界を盛り上げているのがE-コマース。これまで市場を独占していた「阿里巴巴(Alibaba)」グループの「淘宝網(Taobao)」に、「百度(Baidu)」の「有ア(Youa)」が本格参戦したほか、ポータルとECの連動では、「騰訊(Tencent)」の「拍拍網(Paipai)」に加え、「中捜(Zhongsou)」が「百億購(Baiyigou)」で新たに参入を発表し、今後よりいっそうの競争激化が予想されます。

さらに、北京五輪を契機にユーザーを急増させた「優酷網(Youku)」や、「酷6網(Ku6)」、「土豆網(Tudou)」などの動画サイトも、既に世界規模のアクセス数を記録しています。

今回の中国検索エンジン相関図は9月から大きな変化はありませんが、あくまでも検索エンジンを利用しているWebサイトの関係を図式化したもので、前述の最新のネット動向をすべてカバーしているものではありません。しかし、激動の中国ネット業界において、その中核にある検索エンジン周辺の関係を把握することで、その大きな潮流の方向性を知る一端となれば幸いです。

(この記事の内容は2008年12月1日現在の情報となります。)

中国 PC Web検索エンジン相関図

中国Web検索エンジン相関図 2008年12月版

株式会社アイレップ SEM総合研究所 熊倉淳

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