中国検索エンジン相関図 2010年3月版

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2010年03月26日 アイレップSEM総合研究所調査

Google(谷歌)閉鎖で、どうなる中国検索市場

2010年の中国検索エンジン市場は、百度(Baidu)とGoogle(谷歌)へのサイバーテロ問題で幕を開けました。

百度のドメイン書き換え問題は、その後ドメイン管理会社の訴訟問題に発展しましたが、市場の注目はほとんど全て、その後のGoogle撤退問題に掻き消されるかたちとなりました。

Googleは、Gmailへの不正アクセスなど大規模なサイバーテロを受たことで、自由で公平なサービスを提供できない可能性があるとし、中国当局によるWebサーバの検閲を拒否するなど強硬姿勢を堅持し、一方の中国当局も国内でサービスを提供する限りは中国の法律法規のもとでと平行線。

旧正月明けに再開された協議でも妥協点は見つけられず、北京時間の3月23日(米国3/22)、Googleは「Google.cn」でのサービスを中国当局の検閲を受けない香港の「Google.com.hk」にリダイレクトし簡体字の検索サービスを行うことを発表し、実施しました。

こうした動きを受け中国検索エンジン相関図でも変化が見られました。Googleエンジンを活用していた「Tom.com」や「51.com」など大手ポータルなどがWeb検索を百度に移行。またGoogle.cnの検索エンジンを活用している新浪(Sina)や中華網(China.com)なども23日現在では、検索が機能せずGoogle.com.hkのトップページや、自社トップにリダイレクトされる状態となっています。

その反面、百度は新しい広告システム「鳳巣(フェンチャオ 英語名:Phenix Nest)」の好調とGoogle問題を受け、大手ポータルのTOM.comや中国網、ソーシャル大手51.comなど大手サイトを取り込みますます拡大。四大ポータル捜狐(Sofu)傘下の捜狗(Sogou)はe-Bookなどコンテンツを持つ起点中文網(Qidian)を加えるほか、3億人のQQユーザーを保有する捜捜(SoSo)、マイクロソフトの必応(Bing)などにGoogleの後釜を狙った動きが活発化しているようです。

今後の焦点としては、Google香港の動向と、モバイル検索市場。香港に対するグレートファイヤーウォールの影響や、百度とGoogleがシェアを二分するモバイル検索の動向に注目したいところです。

中国 PC Web検索エンジン相関図

Web中国検索エンジン相関図 2010年3月版

(この記事の内容は2010年3月1日現在の情報となります。)

株式会社アイレップ SEM総合研究所 熊倉淳

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